AIueOの生まれるまで

BLOG 2018.06.07 (Thu)

話は前後しますが、2015年4月、ネパールで大地震が起こりAIueOの元となる活動が始まりました。
今日はこの事を少し。

地震が起きてすぐ現場で何をやったかと言うと、まず、被災地域の関係者の元を訪ねることでした。
その頃たくさんの編み物をするグループと仕事をしていて、グループはカトマンズ近郊に点在していました。
とにかくみんなに何が必要なのか聞きに行こう、みんなの顔を見に行こうと色んな場所を訪れました。
被災者用のテント暮らしだったり、自分で作った小屋に住んでたり様々でしたが、みんな、わたしがそこに来たことをとても喜んでくれました。
そしてみんな言います。
なにも要らないよ、辛いのは私達だけじゃないもの、みんな一緒だから。
仕事してれば思い出さなくて済むし、だから仕事が欲しい、家も建てたいしお金が要るもの。
こんな状況で仕事が出来るのだろうかとみんなを訪ねるまで思っていたけど、みんなの顔を見て話して、よし!やろう!と、仕事を再開しました。
わたしが出来ることはみんなと一緒に笑って泣いて寄り添うこと。
そうやって約1ヶ月の旅を終えました。

さて、今手元にある日本で集めてきたお金をどうしよう。
親友のKKに相談すると、彼の出身地である村もほとんどの家が壊れたにもかかわらず、支援も来てないとのこと。
ここからドラカ郡ダラムガルへの旅が始まります。
まずは村への視察へ行き、母子家庭やお年寄りだけの世帯を中心に何世帯が支援を必要としているのかの調査し、仮設住宅を建てることにしました。

そして現地で思ったこと。
はて、仮設を建てたはいいけどいつになれば家を建てることが出来るんだろう…
村には仕事がない…
そうだ、仕事を作ろう。
そう思い仲間の自転車冒険家・西川昌徳に相談すると「藍、植えてみよっか」との返答が。
ここからAIueOは新たなるスタートを切ります。

つづく~