寝せ込みスタート!!

BLOG 2019.10.19 (Sat)

あっ!

という間に季節は変わり、神山で冬の訪れを感じた翌日ネパールへ。
というわけで、わたしはネパールにいます。

まずは神山での出来事を。
藍の刈り取りが終わった後は今年のすくも作りの寝床作り。乾燥葉に水を打って発酵させるこの作業を「寝せ込み」と呼び、寝かせ込むその場所を「寝床」と呼びます。とっても大事にされているのが感じられるいい言葉使いだなぁといつも思います。
さて昨年は納屋のコンクリの上に畳を敷いて寝床としましたが、今年はなんと家のなか、ひとつの部屋の床板を剥がし土間にしてそこを寝床としました。
いわゆる三和土です。
いつものタイミングで現れる友が手伝ってくれてどうにか三和土へ。そこに呉座を敷いて神山での2回目の寝せ込みを10月16日にスタートしました。
土間に藍の山が出来た途端、そこは神聖な結界が張られたように感じました。
まるで土俵のような。
微生物との発酵の旅はジョーの仕事。
家のなかは藍の薫りが充満しているそうです。この期に乗じてジョーも発酵して発光することでしょう!

それと藍建て。
幾度も失敗を繰り返してきた藍建て。今回ネパールで作ったすくもで藍建てをしたら、なんとうまく建ってくれました!全面的監修はここもジョーに依るものなので、わたしがそこに辿り着くにはもうちょっと時間がかかりそう。
ネパール出発前日に初めてこの藍甕で染めたものは、春にKKが染めた同じ手拭い。
この藍色はネパールから始まり神山でようやく一回りしました。ああ長かった。
そしてその手拭いを持ってネパールへ来ました。
日本のやまからネパールの山へ。

想いのバトンは渡しました。
さあまだまだ続くインディゴジャーニー。
しばらくはネパールからお便りします。

いまだ夜中目覚めるとここがどこなのかわからなくなるカトマンズの自室にて