秋が来た

お彼岸の頃、空気と風景がいっぺんに変わった神山です。
びっくりしたのは彼岸花がいっせいに咲いたこと。夏から秋に変わってゆくこの時間を日本で過ごすのは久しぶりで少々面食らっております。季節ってこんなに一瞬にして変わるものだったのか。
ネパールでは祭事に季節が変わってゆくのでとてもわかりやすい。神様が季節の風を運んでくるようなそんな感じ。
日本もそうなのかと今更ながら知ることが出来ました。自分の国のことは何にも知らない、ちょっと恥ずかしい気持ちです。
藍はどうなってるかと言うと、一番刈りの最後のほうで天気がぐっとぐずつく日が続き、ましてその仕事を任されていたわたしの判断ミスが、刈り取った葉を乾かせずに茶色く変色させてしまうという事態が発生し、大変に大変なことをしでかしてしまったのです。天気のせいにしてしまえばそれまでだけど、干す場所がなければ対応策を考えるべきでした。
とにかく神山は湿気が多く今後ここでやっていくためにどうすればいいのか気付きを与えてもらいました。何事もプラスに受け止めるのはわたしの良いところだと思います。自画自賛。そしてこういうところが人をイラッとさせるということも勘づいております…どうしたもんか。どうでもよいか…
そしてこの夏も色んな人がAIueOを訪ねてくれました。私達はまだ自らの藍で染めた商品というものを持っていません。だからお店という形にはまだなっていません。それでもゲストをお迎え出来るなら喜んでお迎え致します。畑を見てもらい、神山の風を感じてもらい、そこにネパールを見てもらえれば、私達が進行中であること、わかっていただけるはず。
藍の刈り取りや葉っぱを茎から外す作業などお手伝いしてくれたみんな、どうもありがとう!作業の合間に掃除したりご飯作ったりしてくれた友達にありがとう!いつもそこに誰かがいてくれるだけで俄然頑張れるのです。自然発生的にみんなとこの場所を作っていくことが楽しいのです。
まだまだ課題は山積みで、これからの長い日々があるからこそきっとやれる。と少しは逞しくなった(ハズ)自分を見て思います。
試行錯誤を続けながら、いいとこばかりじゃなく悪いとこもある、これが等身大、AIueOのリアル、恥ずかしげもなくお届けします。
よろしくお付き合いお願いいたします!
日照時間が日に日に短くなる谷間のクロスロードより